【映画感想】嫌われ松子の一生
あらすじ📘
昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう...。
邦画で好きな映画を聞かれたら、
ダイナーとこれを迷わず選ぶ。
ここで書いてる感想はただの自己満足だけど、
本当に好きなので、適当なこと書きたくないなと思ってもう1回見直した。
見るたびに、「あぁ、自分の老後はこうなるんだろうなぁ」ってイメトレさせてくれる。
本当に私は松子そのものというか、
共感しすぎて自分を見ている感覚になる。
松子に失礼かもしれないけど。
松子はどう見ても、人に依存しすぎている。
私は彼女と似ているからこそ、
初めてこの映画を見た時に
「こういう風に人に依存して痛い女になりたくない、恥ずかしい」
と思って、恋愛事をすごく適当に済ませる人生でした。
反面教師。
でも今年三十路になって、
「もっと人を心の底から信用して、愛した経験があったらなぁ」
と思うことが増えた。
松子は痛いけど、人にも仕事にも、何事にも全力。
本人は気付かないまま生涯を終えてしまうけれど、
本当はたくさんの人に愛されていたし、
死んでも人に思い出してもらえている。
私が死んだらどれだけの人の記憶に残るのかなって考えるけど、
正直誰も思いつかない。
私は松子が痛くて見てられないけど、
本当は羨ましいし、憧れているんだと思う。
今までずっと松子が不良中学生に話しかけるところから涙腺が崩壊して、
前が見えなくて最後のシーンがよく見えなかった。
やっと今回冷静に見て、
松子は走馬灯を見て、天国への階段を登って、やっと妹に「ただいま」と言えたんだと再確認。
もうそのラストまでの結びが完璧すぎて、
本当にクオリティが高い。
私が中学生の頃の映画とは思えない。
始終レトロな世界観もすごく可愛い。
私が好きな邦画にはだいたい中谷美紀さんが出てます。
身体が細すぎて心配で(←)、
とくに好きな女優さんには挙げてこなかったけれど、
やっぱりお人形みたいに綺麗だった。
不謹慎だけど、伊勢谷友介どう見てもかっこよすぎるんだよ…
でも今誰かに言うと好みがやばい人みたいになるから嫌。
ここで発表してるけど(笑)
ただのコメディではなくて、日本一のミュージカル作品なので、
日本人はぜひ一度は見てください!
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