デグー3匹による、ペレットレビュー①
【映画感想】怪怪怪怪物!
あらすじ📘
いつもクラスメイトにからかわれ、いじめられているリン・シューウェイはある日、問題を起こし、いじめっ子の3人とともに奉仕活動として独居老人の手伝いを命じられる。そして、手伝いのために訪れた老人宅でシューウェイたちは、夜中に2匹のモンスターと遭遇。モンスターを捕獲したシューウェイたちは、彼らなりの調査と実験をスタートさせ、友情を深めていく。しかし、次第にモンスターがシューウェイたちの手には負えない存在となり……。
(映画.com)
すごくいい映画だった。
「胸糞悪い」っていう評価がたくさんあるんだけど、私はちゃんと筋は通ってると思いました。
基本サイコパスな高校生活なんだけど、
メッセージ性はちゃんとあって、
「いじめ」についてすごく考えさせられる。
結局シューウェイは、悪人にも善人にもなりきれなかった。
自分がいじめられなくなったら安心するけど、自分の手で誰かをいじめることまではできない。
そういう中途半端な自分も、いじめてる生徒も、いじめも全部消えてしまえっていうオチなんだと思う。
確かに怪物の姉妹が報われなくて、そこを重視すると胸糞は悪くなると思う。
シューウェイが妹に人間に戻ることを提案して、
「でも今更怪物から人間に戻っても…(遅いか)」って言った時、
めちゃくちゃ反論して叫んで、人間の血を飲むのを拒んだシーンが凄く残った。
好きで人間を食べていじめてるわけじゃないし、人間に戻りたいのが本音なんだと思う。
すごく短いシーンだけど、いじめる側の立場の葛藤が出てて、
シューウェイの葛藤と似てる。
いろいろ深いんだ。痛々しいけどそんなにグロくないから、とりあえず見てくれ。
そしてこれだけは言いたい。
先生は下痢なんかしてない!!(笑)
ちゃんと映画に出てくる新聞で、
「虫は女性の卵子に住みついて、月経と共に力を発揮」って書いてあった!!
だからあれは大量のおりものなんだよ!!
どっちもどっちだけど!!
【映画感想】GANTZシリーズ
あらすじ📘
駅のホームで偶然再会した幼なじみの玄野(二宮)と加藤(松山)は、線路に落ちた酔っ払いを助けようとして電車にひかれてしまう。見知らぬマンションの一室で目覚めた2人は、“GANTZ(ガンツ)”と呼ばれるナゾの黒い球体により、異形の“星人”と呼ばれる存在との死闘を強いられていく。
(映画.com)
2本とも、10年前に映画館で見ました。
この映画で、本郷奏多が大好きになったのを覚えています。
唯一無二の存在感がすごい。
薄情、変人、悪を爽快に演じてくれるのが素晴らしい。
だからきっと、みんな映画の西くん(本郷奏多)が大好きなんだと思う。
いまだにネギ星人と、千手観音から参加のお坊さんが苦手です。
信仰が深すぎる人は星人より怖い。
「間がイライラする」という感想をよく目にするんだけど…
あの間がないと生まれないドラマがあるんだよ……(涙目
玄野のセリフが時々クサすぎてつらいんだけど、
あれはニノが演じてるからサマになるんだろう。
田口トモロヲさんが2部とも出てるんだけど、
すごいおいしい役だと思いました。
おじさんになっても、あんな若手人気俳優たちと一緒に映画で戦えるなんて…。
おやじ、冥利に尽きる。
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漫画を実写っていうフィルターで見られると、
「あそこが違う」「アクションが…CGが…」って言われてしまいがちなのが残念。
"善"も"悪"は人それぞれ違うし、
みんなで幸せになりたいし、それぞれ守りたい人もいる。
でも結局競争で勝たないと、自分の幸せは掴めないから、
誰かを犠牲にしなきゃいけないよねっ
ていういろんな人のジレンマの話。
だと私は感じた。
私が男だったら絶対岸本(夏菜)を生き返らせます。
かわいいは正義。
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【映画感想】嫌われ松子の一生
あらすじ📘
昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう...。
邦画で好きな映画を聞かれたら、
ダイナーとこれを迷わず選ぶ。
ここで書いてる感想はただの自己満足だけど、
本当に好きなので、適当なこと書きたくないなと思ってもう1回見直した。
見るたびに、「あぁ、自分の老後はこうなるんだろうなぁ」ってイメトレさせてくれる。
本当に私は松子そのものというか、
共感しすぎて自分を見ている感覚になる。
松子に失礼かもしれないけど。
松子はどう見ても、人に依存しすぎている。
私は彼女と似ているからこそ、
初めてこの映画を見た時に
「こういう風に人に依存して痛い女になりたくない、恥ずかしい」
と思って、恋愛事をすごく適当に済ませる人生でした。
反面教師。
でも今年三十路になって、
「もっと人を心の底から信用して、愛した経験があったらなぁ」
と思うことが増えた。
松子は痛いけど、人にも仕事にも、何事にも全力。
本人は気付かないまま生涯を終えてしまうけれど、
本当はたくさんの人に愛されていたし、
死んでも人に思い出してもらえている。
私が死んだらどれだけの人の記憶に残るのかなって考えるけど、
正直誰も思いつかない。
私は松子が痛くて見てられないけど、
本当は羨ましいし、憧れているんだと思う。
今までずっと松子が不良中学生に話しかけるところから涙腺が崩壊して、
前が見えなくて最後のシーンがよく見えなかった。
やっと今回冷静に見て、
松子は走馬灯を見て、天国への階段を登って、やっと妹に「ただいま」と言えたんだと再確認。
もうそのラストまでの結びが完璧すぎて、
本当にクオリティが高い。
私が中学生の頃の映画とは思えない。
始終レトロな世界観もすごく可愛い。
私が好きな邦画にはだいたい中谷美紀さんが出てます。
身体が細すぎて心配で(←)、
とくに好きな女優さんには挙げてこなかったけれど、
やっぱりお人形みたいに綺麗だった。
不謹慎だけど、伊勢谷友介どう見てもかっこよすぎるんだよ…
でも今誰かに言うと好みがやばい人みたいになるから嫌。
ここで発表してるけど(笑)
ただのコメディではなくて、日本一のミュージカル作品なので、
日本人はぜひ一度は見てください!
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ほんとうのピノッキオ
この秋1番楽しみな映画…
ほんとうのピノッキオ
映画『五日物語-3つの王国と3人の女-』のマッテオ・ガローネ監督が作った新作なんですが…
素晴らしい。
予告だけでもトラウマシーンを惜しみなく入れてくるところがさすがです。
観客に媚びない予告、好き。
ちなみに『五日物語』はこんな感じです。
「おとぎ話っちゅーもんはねぇ、
そんな生半端なものじゃねぇんだ。
お前ら、ポップなアレンジおとぎ話に染まりすぎなんだよ!
俺らは本気で純粋なおとぎ話を再現してやる。
ついてこれるやつはついてこい。
エグいもんいっぱい見せてやっから!」
私はこの監督からそういった熱い気持ちを感じております。(※全て妄想)
『五日物語』もそうなんだけど、
衣装とか、メイクとか、妥協なくすごくこだわってて、細かい所まで綺麗なんです。
こういうこだわりが集まって映像になってるから、
観客をおとぎ話の世界に引き込めるんだなぁって感じます。
五日物語は女性が沢山出てくるので、ドレスが本当に見応えがありました。
今回のピノキオは、
予告で木槌をコオロギに投げつけたり、金の成る木が出てきてるので、
本当にアレンジのないピノキオの話が見れると予想してます。
さすがに友達誘って観に行く感じではないけど、
今から楽しみにしてます。
【映画感想】空気人形
あらすじ📕
女性の「代用品」として作られた空気人形ののぞみに、ある朝「心」が芽生え、持ち主の秀雄が留守の間に街へ繰り出すようになる。そんなある日、レンタルビデオ店で働く青年・純一に出会い、密かに想いを寄せるようになった彼女は、その店でアルバイトとして働くことになるが……。
(映画.comより)
この映画は絶対見たくて、
でもレンタルショップには置いてなくて。
アマゾンプライムで、無料では見れないのでレンタルでやっと見れました。
(※現在はAmazonプライムに追加され、無料で見れます。)
データをレンタルって、慣れないなぁ…
私は人形という存在が大好きなので、
使用目的が卑猥であれ、どんな人形も美しいと思います。
ドールメイクが流行ったり、いつの時代も女の子にとってお人形って憧れの対象だと思います。
でも、実はお互い無い物ねだりで、
人形だって人間みたいに、名前や誕生日が欲しいし、歳をとってみたい。
映画の中で、人形の"のぞみ"は、心を持ってたくさん傷つくんだけど、
「"心"を持つことは苦しい?」
って聞かれて、
首を横に振るシーンがすごく心に残りました。
私自身は心を持つことは苦しいです。
感情なんてなければいいと思うことの方が多いです。
……繊細かよ。
のぞみの人間への憧れにまっすぐな姿がとてもかわいく、切なくて…
静かな映画だけど、心が忙しかったです。
こちらから見れます↓
【映画感想】カンナさん大成功です!
あらすじ📗
身長169センチ、体重95キロのカンナ(キム・アジュン)は、美声を生かして音楽業界に入ったものの、舞台裏でスター歌手の声を当てる日々。ある日、思いを寄せるプロデューサー、サンジュン(チュ・ジンモ)が「カンナには才能はあっても美ぼうがない」と言っているのを耳にしたカンナは、美ぼうを手に入れるために大手術を決意する。
(Yahoo!映画)
この映画は、私が高校生の時からずっと変わらず好きな映画です。
主役のキム・アジュンにファンレターも書いたし、
韓国人のペンパルから、韓国版のサントラCDを送ってもらうくらい、
本当に思い入れがある映画。
どうしてそんなに思い入れが強いのかというと…
カンナにものすごく共感できるから。
イケメンに優しくされると勘違いして好きになっちゃって、ピュアに想い続けて、結果傷つく。
デブスなりに人生を楽しみたいけど、空回りばかり。
整形して綺麗になったら調子に乗って、
周りに当たりきつくなる。
ちょいちょいデブスだった
ころの感情が戻ってくる。
共感の嵐ですね。
だって、自分が主役の人生のはずが、見た目でいろいろ言われて脇役や邪魔者にされて…
そんな世界が整形1つでかわったら、誰だって嬉しいし調子に乗って当たり前だと思う。
でも、カンナのすごいところは、人から見た目だけで軽蔑される人たちの気持ちを、
自分が綺麗になっても共感して分かってあげられること。
「見つめられるのが不愉快?
見つめることしかできない人はどうしたらいいの?
足跡だけでも踏みたい気持ち、
"好きだ"と言えない気持ちがあなたに分かるの?」
毎回このセリフで涙腺崩壊。
私は、中学高校のとき、好きな人をつい見 てしまって、「気持ち悪い」と言われたのを今でも引きずっています。
好きな人の迷惑になることを自分はしてしまっている。
そんな気持ちが今も離れないので、恋愛はできないままです。
でも、この映画を見る度に、
どんなに自分の運気がよくて、少し自信過剰になっても、
傍らで自分と同じような気持ちの人の人がいることは忘れずにいよう。
そう思えます。
カンナも、絶世の美女になっても、そういう心を忘れなかったから成功したんだと感じます。
「整形」という、1つのツールは使ったけど、
それでも周りに感謝を忘れず、自分の家族を大切にしている姿が
ファンにも届いたし、この映画を見ている女性たちの心にも届くから、
この映画は色褪せないのかなと、勝手に思ってます。
いつまでも韓国映画の中でNO.1であって欲しいです。
映画はこちらから見れます↓
原作漫画はこちら↓